2011年6月8日水曜日

全国初、薬ネット通販立件=対面販売命令を無視-業者を書類送検・大阪府警



対面販売が義務付けられた医薬品をインターネットで通信販売し、大阪府の改善命令に従わなかったとして、府警生活環境課などは31日、薬事法違反容疑で、「三牧ファミリー薬局」(枚方市)を開設する「光漢堂」(同)の三牧剛太郎社長(55)と法人としての同社を書類送検した。
ネット販売を規制した2009年6月の改正薬事法施行後、通販業者の摘発は全国で初めて。
同課によると、三牧社長は「悪いことはしていない」と供述しているという。
送検容疑では、三牧社長は、副作用の危険性から、薬剤師が対面で販売しなければならない鎮痛剤などをネットで販売。

10年7月に府から通販の中止命令を受けたのに従わなかった疑い。
三牧社長によると、ネット販売は1995年に開始。購入できる会員登録者は約21万人で、年間の売り上げは8億5000万円程度という。
先月府警の家宅捜索を受けた後も、ホームページ(HP)で、6月からはテレビ電話を通じて問診する旨告知し、販売を続けていた。
三牧社長は取材に対し、「会員登録には身長、体重などの質問項目に答えてもらう必要がある。対面販売と同じだ」と主張していた。
書類送検を受け、同社長は「司法の判断を待ちたい。(通販を)やめるつもりはない」と話した。



(2011/05/31-12:51)

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