2011年1月28日金曜日

【過去のニュース】ファイザー社 バイアグラ商標訴訟で敗訴 【2008年4月】


ファイザー社 バイアグラ商標訴訟で敗訴
米国製薬会社ファイザーがバイアグラの中国における商標登録訴訟で敗訴していたというニュースです。
最終審で敗訴が決定
中国国内でのED治療薬バイアグラの商標登録をめぐる訴訟は、約10年に渡って行われたとのこと。2008年4月に中国北京の裁判所で大手製薬会社ファイザー社と広州ウェルマン薬業公司など3社の間で争われた商標侵害の訴訟に関する最終審判決が下り、ファイザー製薬が敗訴したのだとか。
敗因は商標登録ミス?
敗訴となった原因は、ファイザー社が、もともと中国国内に「威哥」という名で紹介されていたバイアグラを、「威而剛」として商標登録してしまったからだという見方が強いようです。訴訟相手となった広州ウェルマン薬事公司は、ファイザー社より後発でしたが、バイアグラを自社製品「威哥」として商標登録。2002年に国家商標局の批准を受けてから、本格的な訴訟が開始されたとのこと。
商標共有でコピー商品撲滅へ
ただ、この最終判決でファイザー製薬と中国企業との間に遺恨は残らないそうです。今後はバイアグラのコピー商品や粗悪品を一掃すべく、協力関係で商標を共有していくとのこと。中国では数多くの精力剤やED治療薬が販売されており、多くがバイアグラの成分を配合した偽物と位置づけされていて、それが個人輸入という形態を通して世界中に広がっているのですから、ここは中国政府にも取締りを強化して貰いたいところですね。

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