2011年5月26日木曜日

【逮捕】輸入代行業者通じ薬入手

医薬品無許可でネット販売の社長

医薬品の脱毛症治療薬を無許可でインターネット販売したとして、薬事法違反(無許可販売)で逮捕、起訴された高岡市駅南、清掃会社社長金崎尚士被告(56)が、トルコ向けに英国で製造された薬を輸入代行業者を通じて仕入れていたことが25日、捜査関係者への取材でわかった。ほかにも国が承認していない薬をネット販売していたことが判明し、県警は同法違反(無承認医薬品の販売)の疑いでも裏付けを進めている。

捜査関係者によると、金崎被告が販売していたのは脱毛症治療薬「プロペシア」で、射水市内の事務所に保管されていた外装箱には、トルコ語で英国製であることや製造番号などが書かれていた。「HONG KONG」と記されたシールが貼られていたことから、県警は、金崎被告が輸入代行業者を通して、香港経由で個人輸入した薬を転売していたとみている。

また、金崎被告はホームページ上で、ほかにも複数の海外製の薬を写真付きで販売。中には国の承認がない薬もあることから、県警は裏付けがとれ次第、薬事法違反(同)の疑いで富山地検に追送検する方針。

起訴状によると、金崎被告は今年2~3月、薬を販売する許可がないのに「プロペシア」を長野県内の男性ら3人に販売したなどとされる。

(2011年5月26日  読売新聞)


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