2011年5月26日木曜日

「内部被ばく抑える」健康食品無許可販売の容疑


東京電力福島第一原子力発電所の事故に便乗し、体内被曝への効能をうたった商品を販売したとして、警視庁は26日、東京都品川区東五反田、健康食品販売会社社長・原田一弥容疑者(57)や妻で同社役員の朝子容疑者(62)ら3人を薬事法違反(無許可販売など)の疑いで逮捕した。

発表によると、問題の商品は飲料などに混ぜる液状のもの。原田容疑者らは3月24日~4月8日、「内部被曝を抑える効果が期待できる」などと効能を書いたダイレクトメールを顧客に送り、千葉県印西市の主婦(46)ら5人に製品12本を計10万500円で販売した疑い。

ダイレクトメールには、売り上げの5%を被災地への義援金に充てるなどとウソも書いており、この間、約200人に約440本を販売し、約400万円を売り上げていたという。原田容疑者は容疑を認め、「売り上げを少しでも上げたかった。記載した効能には根拠はない」と供述しているという。

(2011年5月26日11時29分  読売新聞)

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